第4章 第4章 伊予河野軍VS毛利軍
鶴姫視点
目を開けたのはいいのですが。
ここは何処でしょう?
床は畳ですね。
右を見るとふすまではなく、鉄格子です。
牢屋でしょうか?
足軽さんたちは平気なのでしょうか?
鉄格子の隙間から外の様子を見ると誰もいません。
抜け出すには丁度いいです。
さて私の弓と矢は何処にあるのでしょうか?
鶴姫「ないです」
牢屋の何処を探してもないです。
弓があれば壊せるんですが。
落ち着いて助けを待ちましょう。
しばらくして
遠くから声が聞こえます。
???「鶴の字ーーー!」
この声海賊さん?
とにかく助けてもらうしかないですここは。
体を立ち上がらせて、鉄格子の隙間から声を出す。
鶴姫「海賊さんここです助けてください」
走ってきて、海賊さんが来ました。
元親「ここだったか鶴の字、とにかく出るぞ」
鶴姫「はい」
鍵を壊して、何とか牢屋から出ることができました。
しかし残念です助けてくれたのが、妖闇の羽の方ではなく海賊さんだなんて。
元親「鶴の字早く出るぞ」
鶴姫「はい」
毛利領ですかここは。
海賊さんの子船に乗せてもらい、海賊さんのでかい船まで行くと我が伊予軍のみなさんがいました。
伊予足軽「姫良かった無事で」
伊予足軽2「無事で良かったのぅ」
元親「サヤカも心配してたぞ」
孫一お姉様も?
そういえば私・・・・海賊さんにまだお礼を言ってません。
鶴姫「海賊の兄貴さん」
元親「なんだ?」
うぅなんかお礼いうの気まずい。
助けてもらった時に言えば。
こうなったら頭を下げて言うしかないです。
鶴姫「助けていただいてありがとうございました」
心臓がバクバクしてます。
元親「いや・・・・・その・・いいってことサヤカのお願いだしな」
頭を上げると海賊さんは私に、背を向けて行ってしまいました孫一お姉様にお礼をしきゃ。
海賊さんの足軽さんに聞くのが早いですね。
鶴姫「あの・・・」
海賊足軽「なんだ? 鶴姫ちゃん?」
鶴姫「孫一お姉様にお礼がしたいのですが、どこに行かれたかご存知ですか?」
首を傾げる足軽さん、ご存じないのでしょうか?
足軽「アネゴなら徳川軍の方に行かれたと、兄貴が言ってましたぜ」
アネゴって・・・・。
確かに長曾我部軍と雑賀軍は仲良しです。