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海神の巫女の恋

第2章 小早川軍 負け戦


鶴姫「徳川さんは毛利さんが動いてるって知ってますか?」

徳川「小さい村の領土を取ってる話だ、九州征伐をしてるらしい何は戦いになるだろうな」

関西と関東の戦いになる。

その時は多分大きな戦になるだろうなぁ。

私は徳川さんに頭を下げて言う。

鶴姫「ありがとうございました、これで失礼します」

徳川「巫殿はどこに行くつもりだこれから」

顔上げて答える。

鶴姫「私はこれから川中島の戦いを見に行くのです」

徳川「成る程それでなんとする?」

どうするんだって聞かれても分からない。

鶴姫「情勢を知っておくのも一国の主人の役目です」

徳川「成る程それは大切な事だ、怪我だけはしないようにな」

頷いて答える。

鶴姫「はい、ありがとうございます」

今度こそ徳川さんのところから出て、私は川中島へと軍と共に向かった。

ここを通れば直ぐに川中島に着くはず。

しかし暑いですね、夏は直ぐそこでしょうか?

獣道を歩いてると額に汗が出てきます。

夜は野宿をする、初めての経験。

火を付けるのは足軽さんがやってくれた。

私はその辺で取れる山菜を取って、調理係に渡す。

夜ご飯に出てきたのは、川の魚と山菜のお浸しご飯味噌汁。

十分な夜ご飯ができました。

鶴姫「ありがとうございます、ではいただきます」

みんなでこうやって食事も楽しいものですね。

私が寝てる間も、足軽さんは交代で見張りをしてくれました。

自分がいかに大切にされてるか実感しました。

次の日

川中島付近に着くと、両軍は陣を構えて睨み合ったまま。

鶴姫「動きは無いようですね」

足軽「静かなる事林の如くですかね?」

そのようです、忍びさんはどこにも見当たりません。

別の所にでも行っているのでしょうか?

足軽「姫御どうかしたのですか?」

鶴姫「忍びさん達が見たらないので」

足軽「言われてみればそうですね」

後ろから突然声がした。

???「川中島に何をしにきたの?」

後ろを見ると、木々や茂みに紛れられるような格好をした人がいたこの人は誰だろうか?

鶴姫「あなたは誰ですか?」

???「 あんたは海神の巫女だろう? 俺は真田忍び隊猿飛佐助」
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