第1章 海神の巫女
海賊一味「兄貴大変だー!」
元親「危ねぇだろ! いきなり入ってくるんじゃねぇ」
真ん中にいて、確かに危なかったです。
弓を下ろして言う。
鶴姫「何かあったのですか?」
海賊一味「はい、北条優美姫が何者かに連れ去られました」
元親「そうか、北条の行方はあいつが追うだろ」
協力しなくてもいいのでしょうか?
こんど時間があったら毛利さんにもお尋ねをしてみましょう。
鶴姫「私はこれから、社の掃除があるので」
部屋から出て行き、社に戻ろうとすると海賊一味さんが私に話しかけてきました。
海賊一味「鶴姫ちゃんもう帰るの?」
鶴姫「はい、お邪魔しました」
頭を下げて出て行く。
社に戻ると、足軽さんが私に話しかけてきました。
足軽「鶴姫様どこに行っていたのですか? この後社の掃除と民が占いを待っていますよ」
次々と仕事が途絶えません。
お茶をゆっくりと飲みたいものです。
社の掃除は骨が折れますね。
30分後に終わりました社の掃除が。
一番年配の足軽さんが掃除の様子を見にきました。
足軽「どうじゃ? 終わったかのう」
腰が相変わらず曲がってます。
歳を取るとこのようになるのでしょうか?
鶴姫「はい、ただ今終わりましたよ」
足軽「ご苦労だったじゃった、民の所に行ってやれ」
急いで飛んで民のもとに行くと一人だけだ。
女の人で目の前に行くと話しかけてきた。
民、女性「巫さんどうか、明日の小早川軍の勝敗を占ってください明日に夫は出陣するのです」
きっとこの人は、自分の夫が戦に出るから心配なのだろう。
け
鶴姫「では、占いましょう」
弓を前の方に置いて下がって言う。
占いの言葉を言い始める。
そして、弓を天に向かって、放ちそれで占いの結果がわかる。
この戦負けますね。
でも、小早川軍のその足軽さんは逃げて毛利の方に行きます。
鶴姫「無事ですよ、ただ今回の戦は負けます。 生き延びますが毛利軍に入ります」
女性、民「生きていればいいのです。 ありがとうございました」
民は頭を下げて、ニコリと笑って帰って行った。
生きていればいいかぁ。
小早川軍はどこに攻められるのでしょうか?
そこまで占いには出ていなかったです。