第4章 【上】-キャリア-
「え゛っ!?」
気付いてたの!?とネウロの横からそっと顔を出す。
「あっ、えーっと…私人見知りで…ごめんなさい…!」
「(チッ)」
あ、ネウロが舌打ちした。 あからさまに嫌そうな顔してる。
ごめんなさい。隠れるの下手で本当ごめんなさい。
「私、桂木弥子先生の助手の助手、骸食ナツキと言います!
えっと…「笹塚」あっ、笹塚さん、これから宜しくお願いします!」
「あぁ、宜しくね」
フフッと笑いながら挨拶を返してくれた。
人間にもいい人がいるんだなぁとちょっと感心しつつ。
「じゃあまぁ…みんなで食べてよ。」
笹塚さんはたこわさを置いて帰っていった。
そこで少し、弥子ちゃんと会話をする。
『笹塚…っていい奴そうだな』
『無表情で何考えてるかわからないけど、優しい人だよね』
『優しい…?』
『そう、優しい』
少しの会話をしてから、先ほどの自分の失態を思い出す。
「はぁ…バレてしまった…」
「まぁいいんじゃない?どうせ今からも沢山接点ができると思うし」
「うーん、そうだよな…」
「何一つ良くない、ウジ虫が」
「いだっ!?」
行き成りネウロに頭を殴られる。
痛いと声を上げるとぐいっとネウロの腕の中に引き込まれる体。
「な、何?」
「何故下等動物などに貴様を紹介せねばならんのだ」
「ええー…」
「そこかぁー…」
弥子ちゃんと声を漏らしてしまう。
此奴の嫉妬深さをすっかり忘れてしまっていた。
「まぁいい… 今夜は覚悟しておけ」
「えっ 弥子ちゃん助け「いや私そろそろテストが…っ」酷いぞ弥子ちゃん!!!」
また予測の出来ない新しい一日が始まりそうだ。