• テキストサイズ

(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第2章 【ぼったくり妓楼】


「もう一回するんですか?」

裸のままの白澤に
後ろから抱き付かれて

女は薄笑いした。

「……元気な男性(ひと)」

彼女の名は紗英。

地獄一番のぼったくり店
【花割烹狐御前】で働く
遊女である。

ちなみに
この妓楼のオーナーは
絶世の美女だが妖怪だ。

「でも今日はおしまい」

紗英は笑顔で白澤の
体を引き剥がした。

「ええー、どうして?」

彼女の艶めかしい裸体に
キスを幾多も落として

白澤は駄々をこねる。
/ 216ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp