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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第4章 【天高く神獣肥ゆる秋】


「ああっ……紗英!」

絶頂感に身を震わす白澤は、
自身の中で滾る情欲を
キスに変えて紗英の唇を貪った。

「ん、んんっ……白澤様……っ」

白澤を受け止める紗英は
上昇していく芯熱とは裏腹に、

切ない想いで
その身(ココロ)を焦がしていく。

「はっ、あ……!
紗英の中……気持ち、い」

白澤はズルい男だ。

一時の感情に過ぎない嫉妬で
紗英を繋ぎ留めるくせに、
決して彼女を恋人にしようとしない。
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