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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第4章 【天高く神獣肥ゆる秋】


借り物札に目を落として
呆然と立ち尽くす獄卒達。

手元の札には
到底実行出来ないような
無理難題ばかり。

鬼の目にも涙
鬼の心にも恥、である。

「今年の運動会は全体を通して
精神的負担を伴います。
さあ、はりきってどうぞ」

鬼灯の淡々とした実況が続く。

多くの獄卒がわたわたと
レーン上で足踏みしていた、

そんな折。

「紗英さん!
一緒に来てもらえませんか!」

一人の若い男鬼が
紗英に駆け寄った。
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