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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第19章 ワカレノウタ


その時だった。

たった、一瞬。
刹那の出来事だったと思う。


「白澤!危ない!!」


鬼が、

僕を散々淫獣だの
馬鹿だの色魔だの
弄り倒してきた

鬼灯が、僕の名を呼んだ。


「え……っ?」


あまりの衝撃に
振り向いた僕の視界に
飛び込んで来たのは

気味の悪い風体の
犬の様な化け物と、


「白澤様っ!!!」


僕を護る様にして
立ちはだかった
紗英ちゃんの背中で──……
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