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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第16章 【ティファニーで夕食を】


「綺麗な肌ですね」

紳士的なようでいて
実は荒々しい彼の手が、

肋骨の辺りから乳房を
押し上げるようにして
ゆっくりと揉みしだく。

「………っ」

私の両腕は未だに
頭上で縫い留められている為
自由に動かす事は出来ない。

温かい掌で解される
胸は、いつの間にか

下着の中で
恥ずかしい膨らみを
作ってしまっていた。

「……背中あげて」

右手を私の背と
ベッドの間に滑り込ませて
鬼灯様は甘い声を出す。

まだ迷いのある心を
熱くなった身体が突き動かして、
私は彼の言う通りにした。

プチン、と音を立てて
下着のホックが外される。
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