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(R18) 雑草ノ花 (壱) ─鬼灯の冷徹─

第16章 【ティファニーで夕食を】


「あっああっ……だめ!
なん……か、出ちゃうっ」

どうしよう
気持ちいい

こんなの……駄目なのに。

私の脆弱な心は
躰に与えられる快感で
徐々に毒されていった。

「……出していいよ」

普段の冷徹なイメージと
まるで違う彼の声音が
心の高ぶりを余計に煽る。

「や、あっ……ああっ」

このまま堕ちてしまえば
少しは楽になるのだろうか。

そう最後に思ったのは
何時の事だっただろう。

「あっ……ん、イクッ……!」

迸る熱と共に私は──……

もう戻れない
もう戻らない

鬼の懐へと
深く、深く
堕ちていくのであった。
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