第5章 お願い
いつもの放課後、彼の部屋で。
今日も私は裸で、彼のベッドの上にいる。
「ねぇ、みなみ。ひとりエッチってする?」
彼が上から、私の顔を覗いて問いかける。
「うふ…」
私はとりあえず、あいまいに微笑む。
「教えて」
彼もちょっと悪戯っぽく微笑んで、再び尋ねる。
「するよ」
私がそう答えると、彼は私の頭をなでなでする。
よくできました、って感じ?
「今、僕の前でして見せて」
「…やだ」
「えー…どうして?」
「そんなの恥ずかしいよ…」
「大丈夫。僕しかいないよ」
「真司がいるから恥ずかしいの…」
私は指で、彼の頬を軽くつまんで、ぷにーって伸ばす。
「みなみがどういうふうに気持ちよくなるのか知りたいんだ。お願い…」
そう言って、彼は私の右手を、私の股の間に持ってく。
私は真司にお願いされると断れない。
本当に…すごくすごく恥ずかしいんだけど…。
私は自分の割れ目辺りをそっと指で探る。
「手伝ってあげるから…して欲しいことがあったら言って…」
彼が耳もとでささやく。
「チューして…真司…」
私は彼におねだりする。