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あの頃には戻れないそして交わらないボク達

第15章 第十四章


黒子side
次の日…
青「だから毎回毎回あっさり抜かれてんじゃねぇよ!
止められなくても何かしねーとヘルプもへたっくれもねーだろーが!!」
貴女「大輝!」
部員「青峰君がすごすぎるんだって…!君を止められる奴なんていっこないよ…ハハッ…」
青「くそがっ!やってられっか」
桃「青峰君!!」
 
監督「待て青峰!全員練習をやめるな次のツーメンから続けていろ!」
黒「青峰君…」
赤「黒子…」

*******

青「…テツか練習はどうしたんだよ」
赤「…赤司君に許可をもらって抜けてきました
青峰君練習に戻りましょう」
青「なんでだよ?」
黒「…!」

青「何のために練習すんだよ?
試合に出れば嫌でも勝っちまうのに?
お前が言うように全力でやって繊維も失せた相手をこれまで以上に叩き潰せるようになりゃいいのか?」

黒「気持ちはわかります
けど…」
青「…分かる?はっ…何が分かるんだよ教えてくれよお前みてーに一人じゃなんもできないような奴に何がわかるんだよ!!
いっそオレもテツみてーに生まれたかったわその方がよっぽど人生にハリが出るぜ」

黒「ボクだって…青峰君や皆をうらやましいと思う時はある
出来る事ならダンクだってやってみたいし
3Pを決めたりドリブルで相手をかわしてみたい
けどできないことをなげいていても仕方がない
だからボクは全力でパスを回すために…」

青「…誰に回すんだよそのパスは
黄瀬か?緑間か?紫原か?それとも
オレだとしたらなんのために?
お前のパスがなくてももう
俺は一人でどんな奴にも勝てちまうのに?」

青峰君何を言ってるんですか…
ふと思い出す
試合の時に言っていた青峰君の言葉

“オレに勝てるのはオレだけだ”

青「あん時からお前のパスはもらってねぇ…ついこの間なのにもうずいぶん昔のことみてーだ
オレは…もうお前のパスをどうやってとればいいのかも忘れちまった」

青峰君なんで…どうして…
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