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あの頃には戻れないそして交わらないボク達

第12章 第十一章


黒子side
旅館
黒「すみません部屋で休んでいいですか?」
相「いいわよ。みんな今日はゆっくり休んで」

リコside
相「ちゃん…」
黒子君はあれから部屋にこもりっぱなし、
日「よほどショックだったみたいだな」
相「そりゃそうよ。大好きだったのに自分と違う考えで、平行線…それに前とは違うのよ。「冷たいって温かくないって」どれだけ苦しいか…大丈夫かしら?」

日「分からないけど黒子は相当苦しんでるな。それはよく分かる」
相「えぇ、日向君これからどうしましょう」
日「どうするって?」
相「だーかーら!ちゃん対策よ。私のカンだけど…
また近いうちに…洛山と試合をしそうな予感がするのよ。」
日「カントク…」
相「それまでに策を練らないとね!」
日「そうだな」

黒子side
…夢

「初めまして、です!よろしく黒子君!



「おはよう黒子君」

「またね黒子君」

「ねぇねぇ黒子君!私バスケ部に入部するんだ!」

「ねぇ見て!さつきに教えてもらったの!」

「テツヤ君!」

「テツヤ君その本面白そうだね」

「借りていいの!?」

「この前の本、面白かったよありがとう!」

「はい。これ面白いよ!私のオススメ!」

「ありがとうテツヤ君!」

「お疲れ様テツヤ君!」

「テツヤ君メリークリスマス!」

「明けましておめでとうございます!今年もよろしくね!」

「誕生日おめでとう!テツヤ君!これプレゼント!」

「はい!いつもありがとう。これチョコうまく出来てるか分からないけれど」

「テツヤ君!私未来予測もう出来るようになったんだ!」

「征君…テツヤは?」

「辞めたよ」

「え…?」

「クラブを辞めたよ」

「え…」

「考えが変わったんだ。テツヤの…」

「そっか…まぁいいやテツヤのこと元から“興味なかったし”」

やっぱりそうですよね。
気づいてはいましたが、あんな風にやさしく接してくれてたのは同じクラブだったからですよね?
黒「でも…やっぱり辛いです。さん…もう手が届かないのでしょうか?」

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