第11章 第十章
黒子side
黒「そうです。ボクはそのことを知って辛かったです。悲しかったです。
さんもその“勝つことが全て”という帝光中絶対の理念を受け止めていることを知って…」
火「ったく…シャキッとしろ!シャキッと!ならお前のバスケで気づかせてやりゃあいいだろ!」
黒「…そうですね」
相「出てきたわよ!洛山ってあれ?赤司君とちゃんは…ってあっいた!秀徳も来たようね」
審判「試合開始!」
試合の展開を見ていると現在有利なのは洛山。
相「やるわね洛山」
審判「洛山TO(タイムアウト)です!」
さんが指示を…
審判「TO(タイムアウト)終了です!」
その後
この試合は洛山が勝った。
これもさんの情報収集や赤司君の的確な指示のおかげだ。
相「洛山の勝ちね」
黒「そうですね」
相「さっ帰りましょう」
黒「さん…」
もう赤司君と一緒で勝利にしか興味がないんですか?
聞いてみたいです。
相「やっかいねちゃん」
日「そうだな」
火「どうしてなんだよ…ですか」
相「彼女の能力よ。桐皇の桃井さつきに手解きを受け、その上教えてもらえっていた本人より能力が高いのよ。
今度うち(誠凛)と当たったときどう対策を練れば…」
日「は第一クォーターのTO(タイムアウト)以来指示を出している様子が全く見られない。
もう何も言わなくてもいいって分かってるんだよ。聞かれれば答えるけどな」
相「修正があれば赤司君がしているわ。彼女は…もう第一クォーターでこの試合がどう動くかが分かるのよ相手がどう来るのかもだから一回指示を出してしまえばもう何も言うことがないのよ」
黒「…もうどうしたらいいか…分かりません」
日「黒子?」
黒「もう、どうしたらいいか分からないんです。
どうしてこんなことに…あんなに温かかったのに…
どうしてこんなにも冷たくなるんですか…教えてください。
何があなたをそうさせたんですか?
帝光中の絶対の理念の“勝つこと”ですか?
赤司君ですか?キセキの世代のみんなですか?何なんですか!」
日「黒子落ち着け!」
黒「落ち着けません!もう分からないんですどうしたらいいか…」
相「黒子君……とりあえず帰りましょう」
もう分かりません。