第4章 第三章
黒子side
相「ほら頑張んなさーい!!黒子君後五周!!」
黒「はぁはぁはぁはぁ」
今にも死にそうです…ボク以外は後二周や一周…
嗚呼どうしてこんなに体力がないのでしょう。
休憩時間ボクは仰向けになりドリンクもタオルも持てない状態…
流石合宿…いつもよりキツかったです。
そのまま気絶。
?「…君!…君!」
誰かがボクを呼んでる…駄目だ…意識が朦朧として…
?「…君!…君!…君!大丈夫!?」
黒「さん…ボクは大丈夫ですよ…相変わらず心配性ですね」
まだ視界が定まらない…頭もぼんやり…でも目の前にさんがいる…
?「え…?ちょっと!黒子君!しっかり!」
黒「…カントク?」
意識がハッキリした。
ボクを呼んでたのはカントクだった。
昔ボクのこと苗字で呼んでたからでしょうか…勘違いをしてしまったのは…駄目ですね。
相「大丈夫?黒子君」
黒「えぇ」
相「にしても私のことちゃんと間違えてたわよ」
黒「すみません」
相「いいのよ。意識が朦朧としてたしね。まっ無事で何より!ちゃんと水分取った?」
黒「いえ…もうそんな気力がなかったので…まだ採ってません」
相「全く…いっつも言ってるでしょ」
と怒られたボク。
黒「すみません」
相「とりあえず今はゆっくりすること!分かった?」
黒「はい」
カントクはみんなのところへ戻った。どうしてさんと間違えたのでしょうか。
確かに中学時代、嫌われてはいましたがクラブではそういう様子はありませんでした。
一人の部員として扱ってくれてました。
どうして嫌われてたのかは分かりませんが…しつこく毎日毎日会うたびに「好きですよ。大好きですよ」と言ったからでしょうか?
でも、いつもこんな風に倒れたら一番最初に駆けつけてくれましたし…
今はもういませんが…