第25章 第二十五章
貴女side
個々の力を生かすためのワンマンの集合体。でも私はそのことについて何も思わなかった。
何故ならその方がこのチームの為だからさつきや監督はあまり好きじゃないみたいだけどね。
そのうちむっくんと涼君もサボるようになった真ちゃんと征君は熱心に練習している。
でもキセキの世代と幻のシックスマンは
ちゃんと試合に出ている。だけど、チームワークというものは存在していない。ワンマンプレイだ。私はこうなることを分かっていた。だから何も思わない。
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全中地区予選
帝光は圧倒的な力勝ち抜いていき
W.C出場を決めた。
私達3年の最後の大会W.Cが始まった。
帝光は順調に勝ち抜いていき、準決勝…
相手は去年の決勝戦の相手校
データはある。
黄「決勝は明洸ってとこみたいっスね」
紫「ふ~んまあどこでも一緒じゃん~?」
明洸中…初めて聞いた…
黒「スタートから出させてください」
貴女「テツヤ…」
監督「スタートからか」
黒「…はい」
黄「なんか急にやる気じゃないっスか」
緑「どうしたのだよ黒子」
監督「…分かったドリラにしろいつもの5人は決勝に向けて出来るだけ温存するつもりだったスタート紫原と青峰はベンチだ」
試合開始
大丈夫、落ち着いて…
試合は進んでいき帝光リード
相手チームの一人が…
貴女「!」
ガンっ!
バタン
貴女「テツヤ!」
相手選手がカッとなり、テツヤの頭を肘で殴った。
テツヤをさつきに任せ私はさつきの役も含め、相手選手の分析をしていた。
貴女「テツヤのことを…よくも…許さない…」
そして勝利した。
決勝戦前
赤「テツヤの所に行ってくる」
貴女「私も行く!」
赤「分かった。行こう」