第4章 03
(-主人公視点-)
私は今、屋上に居る
財前君がまだ来ない...。
『今日は一人で食べようかな・・・』
財前「何をッスか?」
『うぇっ!?』
ざっ、財前君・・・!?
びっ、びっくりしたぁー...。
でも・・・、
『良かった...。』
財前「何がッスか・・・?」
『いや、財前君が来るの遅いから、てっきり、今日は来ないんじゃないんかなって...』
財前「そんな訳ないッスよ」
『ほ、本当に・・・?』
財前「ホンマッスよ」
はぁー、良かった...。
本当に来ないんじゃないかと思った...。
財前「あ、今日は色々と聞きたい事があるんスけど...」
『全然良いよっ!』(ニコっ
財前「まずは、先輩て、何部なんスか?」
部活?そんな事・・・?
なんだ、もっと難しい質問出して来るのかと思った...。
『あー私ねぇー、部活入ってないの!』
財前「え?帰宅部っスか?」
『うん♪そうだよ』
あれ、これって・・・、私も質問して良いのかな・・・?
財前「いいに決まってるわ」
『え・・・っ?』
財前「全部聞こえてたわ」
『えっ、本当?』
財前「おん」
うそぉー、これから気をつけなきゃ・・・!!
あっ、
『で、私も質問なんだけど、財前君は何部なの・・・?』
財前「俺はテニス部ッス。」
『え・・・』
財前「あっ、やば・・・っ」
財前君、テニスなんだ・・・。
しかも「やば」って・・・。
財前「スンマセン...」
『なんで謝るの・・・?』
財前「先輩が、「テニス部嫌い」て、聞いたから...」
『確かに、私はテニス部が嫌いだけど・・・、財前君は違う気がするの...』
財前「え・・・っ、それ、ホンマっスか?」
『うん・・・!信じて!』(ニコっ
財前「・・・っス」
うん、財前君はやっぱり、なんか違う気がする・・・!!
『だから・・・、これからもこうやって、普通にお喋りしたり、お昼食べたり、しよう?』
財前「勿論っスわ・・・!」(ニコっ
『財前君とは仲良しでいたい』
(あっ、休み時間・・・、先輩のクラスに行ってもいいっスか・・・?)
(うん、大丈夫だよ!・・・)
(・・・っス)
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