第12章 12
(-主人公視点-)
さっき、氷帝の皆に別れを言って、
今は跡部君のヘリの中で大阪に着くのを待っている。
『昨日、今日と本当にありがとう。案外楽しかったよ!』
跡部「ふっ!当たり前なんだよ!そんなこと!」
『う、うん...』
相変わらず、跡部君は...。
ま、そんなことは気にしない!
明日からまた学校だ...。
地獄の学校が...。
でも、財前君・・・じゃなくて光君や小春ちゃん、金ちゃんに会える♪
『ふふっ♪』
跡部「なんだ、今日はいつになく上機嫌だな。北条」
『まぁ、ね!』(ニコっ
跡部「///っ、・・・」
『? どうしたの?』
跡部「いや、なんでもねーよ」
・・・?今の跡部君はいつもの跡部君らしくない...
どうしたのかな・・・?
跡部「なぁ、北条」
『ん?なあに?』
跡部「また・・・、東京に、来いよ」
跡部君はとんでもないほどに優しい声と表情で私にそう言った。
『・・・!、う、うん!暇があれば行くよ!』
跡部「流石、俺様の女だぜ!」
『だから、いつそうなったんだよ!』
跡部「ふっ、お前が転校してきてからだ!」
『そんなに前から・・・!?』
たまに言われるのだが・・・、
何度聞いても、意味が分からない...。
跡部「そろそそ着く頃じゃねーか?」
『あ、そうだね!昨日は本当に楽しかったよ!』
跡部「あぁ。」
『また来るね!待っていてね!』(ニコっ
跡部「待ってるぜ・・・、北条。」
跡部君、なんか変・・・だけど、気にしない!
ありがとう、皆!
『絶対、絶対にまた会いにいくね!』
白石(あ!ミカサさんやん!奇遇やな!)
ミカサ(あーあ...)
白石(なんや、その会ってはならん人に会ってしもた、みたいな顔は!)
ミカサ(戻ってきた早々、これかよ...)
白石(あははは!ほんまおもろいわ!ミカサさん)
ミカサ(そりゃどうもー。・・・ふふっ・・・、!)
白石(あ!笑った!ミカサさん笑った!)
ミカサ(わ、わ、笑ってない・・・!/////)
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