第6章 05
(-財前視点-)
財前「謙也さーん、居ますか?っちゅーか、生きてまっか?」
白石「あー、謙也な。今さっき、たおれたわ」
謙也「ちょっ!死んでへんわっ!!」
なんや...、居たんか。
あっ、せや、さっさと用済ませんと。
財前「謙也さん、この間借りた漫画、返しに来たんすけど」
謙也「あぁ、せやったな。感想は?」
財前「思ったほど...」
謙也「思ったほど・・・?」
財前/白石「つまんなかったわ」
白石「やっぱりな わら」
ま、ほんまの事言っただけやけど。
あ、せや、先輩、もうすぐ来るかな...
白石「おっ財前、今ミカサさんの事考えてたやろ」
財前「・・・」
謙也「なんや財前、図星なんか」
財前「ちゃいますわ・・・!!っ、先輩・・・」
白石「噂をすればっちゅーやつやな」
タイミングがええのか悪いのか・・・。
流石やな。 色んな意味でな。
『え?な、何ですか・・・?み、皆して・・・』
白石「ミカサさんの話をしてたんよ」
謙也「せやせや。あ、悪い方にとらんといてな」
財前「すんません。うちの部長らが...」
『あっ、うん。大丈夫よ!気にしてないから!』(ニコっ
良かった...、
嫌われたらどないしよ思おたわ...。
『えっと、・・・、席に座りたいんだけど...』
財前「えっ、この席謙也さんの席やないんすか?」
謙也「なんや、気づいっとたんとちゃうのか」
白石「ぷっ・・・、ふっ、はははは・・・!」
財前「はぁ、まっ、しゃーないっすわ」
『あは、ははは...』
北条(だから、テニス部は嫌なのよ...)
財前「ほんますんません・・・」
部長ら・・・、後で覚悟しとけや...。
先輩に嫌われたら終わるわ...。
ミカサ先輩、ほんますんません。やから・・・・
『俺のこと、嫌いにならんといてください』
(謙也さん・・・)
(どないした?財前)
(・・・死ね。)
(ぅえっ!?)
next→