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ツンデレと腹黒のそれから

第12章 報告


「うわぁ隼人さんもいる!」


いづみが隼人に抱き付いた。


「久し振り。あれ、いづみちゃん身長伸びた?」

「分かる?」


頭を撫でられ、気持ち良さそうに笑ういづみ。

もう完全になついてるな…。

てか、そう簡単に男にくっつくな!

もう中3だぞ!?

いづみを隼人から引き剥がす。


「本当お前は危機感ないな。誰に似たんだか…」


その俺の言葉に、隼人は「お前だろ」と言い返したかったそうだが、怒られると思って言わなかったらしい。(後日談)

ようやく、俺がいるのが現実だと気付いた姫果は俺の手を引っ張りソファに座らせる。


「貴夜兄今日はいっぱい遊ぼ!」

「夜は長いんだし!」

「こらいづみ、それ言っちゃだめって言ったでしょ」


朝妃が注意すると、いづみは「ごめんごめん」と笑って謝った。

何処でそんな言葉覚えてきたんだ…。

少し心配だったが、元気そうでよかった。


「よーし、今日はたっぷり遊んでやる!」
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