第18章 ドキドキ☆プロポーズ大作戦!!
ある日の休日。
俺、野木隼人は今、とても悩んでいる。
それは…。
どうやって貴夜にプロポーズするかだ!
何故おもむろにプロポーズをしようと思ったのか。
それは数日前に、貴夜の係の係長であるリサさんに言われた言葉が原因だ。
突然彼女に、「お前、タカヤにプロポーズしないのか?」と言われた。
リサさんいわく、俺たちの関係をカミングアウトしたはいいが、それでも貴夜を狙ってる奴は多いらしい。
それなら、とられる前に早く結婚してしまえと…。
クリスマスに貴夜と約束をとりつけたはいいが、どのようにプロポーズしたら良いのか分からない。
やはりサプライズの方が感動するだろうか。
「どうした、そんな難しい顔して」
いつの間にか目の前に貴夜の顔があってドキッとした。
「い、いや、別に何も…」
思わずパッと目を逸らす。
「ふーん…」
貴夜はそう呟き、俺の隣に座ってテレビを見始めた。