第16章 ハロウィーンパーティー
弟…?
「えぇ!?本当に!?」
また歩き出した彼を追い掛ける。
でも確かに、言われてみればそっくりだ。
「驚きすぎだろ」
「あ、すいません…」
「つーか、多分俺の方が年下だし、敬語とかいいよ」
年下なんだ…。
随分大人びて見えるけど。
「えっと…レオくんは…」
「呼び捨てでいい。つか、呼び捨てがいい」
「え?何で?」
そう問うが、何故か答えてくれなかった。
不思議に思いながらも質問を続ける。
「レオは、どうしてここに?」
「姉さんに呼ばれてだよ。まぁ元々、興味があったから…」
一度言葉を区切り、俺を見た。
「あんたに」