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ツンデレと腹黒のそれから

第16章 ハロウィーンパーティー


係長が、ご機嫌な様子で俺に話かけてきた。


「タカヤ、実はこの会社にはある伝統行事があるんだ」

「伝統、行事?」

「そうだ。何だと思う?」


んー、何だろう…。

何か特別なコトってあったかな。


「分からないです」

「そうだよな。日本ではあまり大々的にしないと聞いたことがある。だがカナダの、この会社ではやるんだよ…」


一体、何を…?

含み笑いをする係長の次の言葉を待つ。

そして、嬉しそうに声をあげた。


「ハロウィーンパーティーだ!」
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