第15章 愛し愛され
俺はクラウスさんと一緒に仕事をしていた。
うぅ…腰が痛い。
度々腰をさすりながら仕事をする俺を見て、クラウスさんはいつもの笑顔で言う。
「昨日は楽しかったみたいだね」
「え?」
俺は苦笑いを浮かべ、ひとつため息をついた。
「最悪でしたよ…」
昨日、あいつがなかなか放してくれなくて何度も何度も…。
熱は本当に下がってたみたいだから心配ないけど、今日は大事をとって休ませてある。
と言っても、あいつがここに居たら色々面倒なため休ませたのだが。
「見えるところに痕も付けて…。独占欲の塊だね。その痕は多分僕に見せつけるためだよ」
「え、見えてましたか!?」
首まわりを手で隠す。
は、恥ずかしい…。