第4章 合宿!!
-月島side-
寒いって言うから少しでも、暖かくした方がいいと思ったから自分の布団に来るように言ってみた。それから腕枕をした。
よく考えたら、絶対明日寝不足だよねぇ。これ。
とか思っていたら。
美月:あ、ありがと
僕に聞こえるか聞こえないかくらいの声でそぉいった。
少し笑って『どぉいたしまして』と聞こえるか聞こえないかくらいの声で言い返した。
コイツが女だと知った時、正直驚いた。
普通女が男子バレー部にはいらないでしょって。でも、必死に頼む姿が少し可愛くて気付いたら、『わかった』といってしまっていた。
それから、アイツが女だとバレない様にフォローした。
無邪気で、破天荒で、でも一本筋が通ってて、努力も惜しまない。
最初はめんどくさい奴。とか思っていたけど、不意に見せる笑顔とか、案外家庭的だった所とか、恥じらいとか。
そんなのが、可愛く思えて来て。
いつの間にか好きになっていた。
ドジで、天然でおっちょこちょいで、危なっかいくて見てられない時もある。
王様もアイツの事気になってるみたいだし。
いっその事僕のものしちゃおうか。
なんて考えてたら、隣から、寝息が聞こえてきた。
寝れないとかいってなかったっけ?
月島:ほんと、無防備だよねぇ
僕は寝ている黒羽のほっぺたに軽く口付けた。
月島:おやすみ、美月…。
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