第4章 合宿!!
-月島side-
先生に部屋を仮て、黒羽を布団に寝かせた。
合宿場に薬なんてなく。
楽にしてあげられる手段はなかった。
布団に寝かせてから、数十分経った時
アイツが魘され始めた。
美月:や、やだぁ…辞めて…
月島:え、なに
揺すっても、黒羽が起きない。
魘され続け、挙句大量に涙が出てきた。
月島:なんで泣いてるの
美月:助けてぇ…飛雄っ…
今にも消えそうな声ででも、はっきりと、「飛雄」と言った。
月島:飛雄…って、王様?なんで黒羽が王様を名前で…
胸がズキっと傷んだ。
切り裂くような痛み。
まったく、一体なんなのさ。
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