第3章 告白
千寛side
あー、緊張する…。
だって俺は、きょうかほに告白することを決めているからだ。
そろそろ告白しようかとは思っていたが、こんなすぐになるとは思っていなかった。
かほのことはちくいち渚に報告してもらっているが、今朝、既に2通のラブレターを貰ったことは驚きだった。
このままではさすがにかほも、自分がモテることを自覚するだろう。
そしたら、誰かのものになってしまう…。
それだけは嫌だ…。
よしっ!!
千寛「かほ」
『なーに?』
千寛「今日、うち来ないか?勉強教えてほしいんだけど」
『良いよー(*^^*)』
今日の放課後が楽しみだな。