第8章 性欲(イルミ/童貞/甘)
イルミは荒い呼吸を繰り返すリネルに、力の抜けた身体をダラリと被せた。
リネルはそんなイルミのさらりとした髪を撫でた後で、イルミの首元に腕を回して、耳元で囁いくように話した。
「…2人でするのも、…いいでしょ?」
「…まぁ、悪くはないかも」
「…良かった」
「…でも汗かくし唾液とか体液つくし実際汚いよね」
「…イルミらしい感想だけどさ、…そんなの洗えばいいじゃん…」
「…リネルとだから出来たけど、他のヤツだと無理かも…」
「…なら、また私としてくれる?」
「…いいよ、リネルとなら…」
「…イルミってさ…」
「…なに」
「……可愛い所あるね」
「…あんま嬉しくないけど」
その後、2人はしばらくは飽きずに夜を過ごせるようになった。
fin