第15章 悪ふざけ(アダルトリオ/4P)
悪ふざけから始まりました。
でもまさかあんな事になるなんて…
その日は久々に四人で呑む事になった。
『カンパイ!お疲れさま〜』
「リネルはすぐ酔っちゃうし飲み過ぎないように気をつけてね♣︎」
『クロロよりは飲めるもん』
「なんだと?この前は潰れてヒソカの膝の上で寝ておきながらそれを言うのかリネルは」
『今日は大丈夫だもーん』
「そういえばイルミはどうした?」
「仕事だからちょっと遅れるって♦︎」
『働き者だねーイルミは』
今更気を使うこともない関係。
よく知ってる普段の個性的な姿ではなく、すっかりリラックスモードのゆるい格好の2人を見つめた。
『ヒソカもクロロもこうしてみると実はイケメンだよね』
「それどういう意味だよ♠︎」
『普段は格好のインパクト強過ぎて折角の素材が台無しなんだよ2人とも』
「ヒソカはともかく俺は心外なんだが」
『クロロも対して変わらないよ。採れたて新鮮ブロッコリーなのに茹で過ぎてドロドロになっちゃったみたいな』
「例えがおかしいだろ♦︎」
いやいやほんとに。
普通にして黙ってれば2人ともカッコいいのにホントもったいない。
『この流れで行くと今日のイルミはどんなイケメン臭を出してくるか見ものだね!』
「なに?呼んだ?」
え?……これは、ギタラクルさんじゃないですか…
「おやイルミ♥︎意外と早かったね」
『…ちょっとイルミ、何その格好…』
「仕事してたし」
「……俺は初めて見たぞ、なかなか奇抜だな」
「そうだっけ?」
『折角今日はクロロとヒソカが珍しくイケメンちっくでテンション上がってたのにイルミのせいで台無しだよ』
「は?何の話?」
「俺とヒソカは茹で過ぎたブロッコリーらしい」
「意味がわかんない」
私の隣に座るギタラクルさん、てか、見るの初めてじゃないけど…近くで見ると、こわ……
『ねぇ、抜いてみてもいい?』
「順番とタイミングあるから触らないで」
あ、でも針とったらあっという間にいつものイルミに戻ってる。
『じゃあ改めて、カンパーイ!』