第13章 遺伝情報(クロロ/会話プレイ)
私は上目遣いにクロロを見つめながらズボンに手を掛け 緩んだ隙間から手をそっと滑り込ませた。
「…勃ってるよ」
「それはそうだろう、あんなにいらやしい身体を見せられたら」
クロロが私の身体を欲しがってる。
心では姉さんを思いながら。
下着の上から優しく握りさすりあげると、クロロは私の頭を優しく撫でてくる。
私は少しづつ触れる力を強めていった。
そしてまた私は嫌味じみた事を言う。
何故ならクロロのために。
クロロは姉さんの話題を喜ぶから。
「…姉さんの事好きなくせに私の身体見て興奮するんだ」
「視覚に弱いんだ」
「妄想で生きてるんじゃなかったの?」
「脳内は全てな。でもそれを助長するには目が得る情報も大切」
「…つまり私の身体は興奮材料のごく一部分て事?」
「そういう事」
「……今、何が欲しい?」
「わかりきったこと聞くなよ、彼女の全てが欲しい」
むかつく。
私は、下着の間から 膨れたものを取り出すと 根元から先までを舌先で舐め上げて、先端部分を舌先で転がした。
目線を上げると 眉を寄せるクロロと目が合う。
こういう時のクロロはやたらと妖艶に見えて、つい見とれてしまう。
「…ピクッとした。今のは?これも視覚?」
「今のは感覚、リネルの口の」
「私に舐められて…興奮してる?」
「ああ」
かわいい。
クロロのモノを握り直すと 私は半分程までを一気に口に含んだ。
根元を手でさすりながら口先で出し入れを繰り返していると、上から吐息まじりなクロロの声が聞こえてきた。
「…うまいよな、リネルは」
「…んん、」
「どこで…覚えてきたんだ?」
「…、んっ…」
教えたのはクロロでしょ。
今は口が塞がってるから言えないけど。
「…、人間には、大事な部位は二つあるって聞いたことあるか?」
「…っ」
「何故 神は…口を一つしか、作らなかったんだろうな…」
「…、」
「栄養を摂取したり、意思疎通をしたり、…愛しい者を愛したり。大切な部位だと思うがな…」
言い方はだいぶ回りくどい、というかクロロらしいけど。
私も今 同じ事を思ってた。
こうやって口内にクロロを感じたいけど、クロロと話もしたい。どんどん どんどん欲が出る。