第7章 *好きの意味【月島蛍】ハイキュー!!*
「なんなの?こんな時間に訪ねて来るとか凄い迷惑なんだけど」
「蛍〜そんな事言わないでよ〜」
「どうせまた〝親が居なくて寂しいし暗いの怖い。だから一緒に寝よう〟……とか言うんデショ。ホント、そのめんどくさい性格変わらないよね」
「お願いっ!」
「嫌だ。早く帰んなよ。じゃーねー」
「あっ!蛍!」
月島宅の玄関前にポツンと取り残された。
時刻は10時を回ったところ。
親が出掛けてて居ない為、怖くてここに逃げて来たのだ。
……パジャマで。
「蛍ー!開けてよー!」
月島とは幼馴染。
だから警戒心などない。
にとったら。
だが月島は本当に辞めて欲しいと思っていた。
自分が幼馴染というポジションだからそんな格好で来れるんだと思いたい。
もし無差別に晒せるような奴なら……キレる。
僕の前だけにしなよ、と。
「けーいー!ほたるくーん!」
「……」イラっ
「あ!やっと開けてくれたぁ!ありが、」
「……そう呼ぶなって言ったよね。訂正しなよ。今すぐ」
「あ……スイマセン蛍クン」
「ハァ……入んなよ」
「やったー!蛍大好き!」