第4章 *そいつは俺の【影山飛雄】ハイキュー!!*
キスしてたらイク時の声が聞こえなくなるじゃねぇか。
と、ちょっとだけ不満に思っちゃってた影山。
でも良かった、ちゃんと聞けた。
少し耳に響くけど……
影山にとったら、どんな喘ぎ声よりも1番好きなのだ。
「挿れるぞ」
「はぁッ、とびっ……ンン!」
心配には及ばない。
力が抜けてしまったを寝かせた後、影山はちゃんと自身に膜を取り付けたから。
「締めんじゃ、ねぇよッ……」
「でも気持ちっ……いいからぁ…っ」
二人分の体重を支えているベッドがギシギシと鳴る中、影山は何度も何度も腰を寄せていく。
忙しく息をする彼は、目を閉じて感じているを真上から見ているわけだが……
そういう時にフッと笑ってみせる。
笑顔を作るのが苦手過ぎて、いつも「怖ぇよ!」って日向とかに言われたりするが……
この時だけは本当に普通に笑えるのである。
「チッ…!もたねぇ……出すぞ……」
「あぁぁ…ッ、んっ…!」
だがは知らない。
目を瞑っているから。
そして自分がまともに笑えてるって事を
影山本人も知らないままだ。
*次へ続く*