第13章 *妻の不安【真田弦一郎】テニプリ*
*おまけ*
「ねぇ……弦一郎」
「ん?どうかしたか?」
「えっと……」
「どうした、話してみろ」
「うん……実はね…?デキたの」
「デキた?何がだ」
「だから……その……弦一郎との赤ちゃん……」
「……」
「あ、ごめん…!あの……って、何謝ってんだろ私……」
「本当なのか、それは!」
「う、うん」
「そうか……そうか…!身籠ったのだな?!」
「うん。今日調べたら反応があって……」
「体調はどうなのだ?今日重いものを持ったりしたか?」
「ううん、大丈夫」
「明日直ぐに病院に行くぞ!俺も同伴する」
「仕事は…?」
「何を言ってるか!お前の身体の方が大事に決まっている」
「へへっ、ありがと」
「うむ。そうと分かればお前はゆっくりしていろ。今夜の夕食は俺が担当する」
「悪阻があるわけじゃないし大丈夫だってば」
「たわけ!万が一があったらどうしてくれる!もうお前だけの身体ではない事を自覚しろ」
「……うん、わかった。じゃあお願いします」
「ああ、任せておけ」
*終わり*
「んげっ!息子さん……真田さんにそっくりっすね……」
「赤也、なんだ今の反応は」
「な、何でもないっすよ?!ははは……」