第10章 *彼女を呼んだ日には【黒尾鉄朗】ハイキュー!!*
「はぁあっ……あぁ…っ」
「そろそろじゃねぇの…?」
「うんっ……イきそ…っ」
「じゃあ指も追加な」
「えっ、やぁあっ…!」
舌じゃ奥まで弄れないから指と場所チェンジ。
飲み込まれている部分の上にある膨らみを吸ったりしながら、俺はを山の天辺まで連れて行った。
指2本が締め付けられ、両足が宙を舞った後のこいつは熱に包まれている。
「顔見せろ……」
「ぬぅ……」
力なく横たわるの頭を撫でて、はやる気持ちを抑えながらコンドームを被せた終えた俺は、横を向いて息を整えているこいつの頬を両手で覆った。
イった後のの顔は火照ってて……瞳が揺れていて……俺を愛おしそうに見つめてくれる。
それが好きで、よくこうして眺めるんだ。
「今日も溶けたな」
「てっちゃんこそ……顔赤いんだよ…?いつも……」
「気分上がってるからな……」
「それに視線が熱くて……色気ある……」
「そうか。でもそれは……」
〝お前だからだぜ……〟
そう囁き声で言った俺はに笑みを向ける。
純粋で企みのない笑みを。
我ながらどこから出るんだろうと首を傾げたくなる甘い声だ。
けどこんな風に言えるのはこいつの前だけ。
俺のに対する想いがそのまま反映されているんだろう。