第9章 ◎ 居残り
ー 橘 涼 side ー
モヤモヤには蓋をしてだな、、、
今は数学を教えないとな。
黒崎は全てを教えなければならないが…
御子柴、水無瀬、桐生サエ...には
それぞれの苦手な問題を集めたプリントを
渡した。
こいつらは 、これを解ける様になれば
もっと点数が取れるはずだ。
点数が高けりゃいい訳じゃないが
数学が苦手な奴を減らしたいんだよ。
一応 数学教師だから。
まぁ〜俺が頑張って作ったプリントを渡せば めちゃくちゃ嫌な顔をされた(笑)
俺が今日!
頑張って作ったプリントだぞ?
頑張って作ったんだから褒めてくれ!
誰か褒めてくれ!!
いや、もう早く問題を解いてくれ( ; ; )
「あのさ、、全く解けない。」
『教えて、、、「もうやめていい?」
桐生サエよ、、、
開始1分も経たずにギブアップ、、
もう少し数学に興味を持ってくれ( ; ; )
「大体さ?私点数高かったよね?赤点じゃないし、いつも平均点なはずなんだけど...」
ごもっともなんだけど、毎回暗記するんじゃなくてさ?しっかり式を理解してほしいんだよ。
数学教師だからね?一応。
「なのに、何でーー!泣」
あら、可愛い。
天使かな。天使だな。
もう数学より違う事を教えてry
いや、数学を教えます。