第7章 ◎ テスト
「サエへの愛は負けません!!」
『俺の愛が上だ!』
「だいたい先生は軽いんです!簡単に好きだ、とか言っちゃって!告白はもっとこう…」
うんうん。
『好きなんだから毎日伝えるのは当たり前だろう。それに水無瀬だって毎日言ってるだろう!』
「私は可愛いしか言いません!!!本当は毎日何万回と言いたいところを我慢してるんです!!だから!先生も我慢するべきです!」
はぁ、何この言い合い。
『我慢は良くない!』
「サエが迷惑だと感じてるんですから我慢して下さいよ!」
いつまで続くんだ?
この会話。
「うるさいし、どうでもいい」
「ほら怒ったじゃないですか!そんな顔も可愛いんですけど!」
『それは同感だ!可愛い!』
「わかります?この可愛さが!」
『あぁ!わかるぞ!』
放っておこう。
「大和、先行こうか、」
『はい〜』
今ので、どっと疲れが...