第6章 ◎ バイト
『『『『お疲れ〜』』』』
「ありがとう♪ お疲れ!」
“ Under Lover ” の店員。
皇 理玖 ( すめらぎ りく )
柊 海斗 ( ひいらぎ かいと)
他にも何人か居るけど、あまり顔を
合わせないからさ(笑)
理玖と海斗は兄貴みたいで大好きだ。
『お前、その大量のミルクティー何?笑』
「理玖も飲めばー?笑」
『持ってくるなら珈琲にしろよ(笑)』
理玖は甘い物が苦手で私がミルクティーを飲んでると…
『よくそんな甘いの飲めんな、胸焼けしねぇの?』
と信じられない!というような顔で見てくるが..
『ほら、こっちのミルクティー飲め。それ冷やしてきてやるから』
お店の冷蔵庫にはミルクティーが何本か
ストックされてあって、私が来ると必ず冷えたミルクティーを出してくれる。
本当の、兄の様に優しい。
「ありがとう♪ あ、そう言うと思って珈琲買ってきましたよ〜」
『お!気が利くね〜♪ 』 よしよし
理玖に頭撫でられると
猫になった気分だ。
凄く、落ち着く。