第3章 ◎ 東金賢二
この2人と登校すると
あっという間に到着する。
「げっ、また居る〜(泣) サエ隠れて!」
『そりゃ居るさ…居なきゃダメでしょ? だって、けんちゃん一応教師だからね?腐っても教師だからね?笑 』
東金 賢二 ( とうがね けんじ )
通称、けんちゃん。
私はこいつが苦手だ。
『おはよー!桐生は今日も可愛いな!縛って襲いたいぐらいだよ〜(笑) 新学期だ!そろそろ付き合ってくれてもいいんじゃないか?笑』
高校1年の頃から、ずっと。
『桐生!付き合わないか?』
『桐生!襲いたいんだが..』
『桐生!好きだ!付き合おう!』
『桐生.桐生.桐生....』
会えば苗字を呼び二言目には
好きだ!付き合おう!だの...
告白やセクハラ発言をしてくる。
本当に、しつこいのだ。