第14章 嫉妬
「キスは……した……?」
突然唇を噛まれる。
ユウトの顔、真剣で、ちょっと怖い…。
「んっ…してなっ…」
目を逸らして答えると、手で顔を押さえて、ユウトの方を向かされた。
「嘘つき…。
美月ちゃん、こんな時まで、わかりやすすぎだよ。
本当のことが言えるように、しつけが必要だね」
羽織っていたバスローブの紐をほどいて、ユウトは私の手首を上で縛る。
見上げると、ベッドの端に、紐は固定されてしまう。
「こんなの、やだっ…やめてよっ…」
抵抗しようとするけど、手首の紐は、ほどけそうにない。
「ここ、舐められた?」
耳たぶを噛んで、首筋を舐める。
「あぁんっ…知らないっ…あぁっ…」
私が弱いところ知ってて、
執拗に攻めてくる。
どうしちゃったの…ユウト…?
「本当のこと言わないと、これ以上何にもしてあげないよ」
ユウトが耳と首筋を舐めながら、全身をそっと撫でてくる。
「はぁっ…あぁんっ…あぁっ…。
だめぇっ…はぁ…」
弱い刺激に、敏感になった身体は熱くなって、もっと欲しくてビクンビクンって跳ねる。
ユウトの顔は私のあそこの前まで降りる。
ペロッとクリトリスを舐められて、私の身体は大きく跳ねた。
「あっはぁっ…ユウト…あぁ…もっと…」