• テキストサイズ

エッチな声のお勉強

第12章 再会


「誰かと待ち合わせ?
俺とお茶でもしない?」

…なーんだ。またナンパかぁ。

繁華街だけあって、毎日のようにナンパされる。


こんなとこに一人で座ってるんだもん。
ナンパ待ちだと思われても仕方ないかもしれない。

「いえ、待ち合わせなので…」

「でも、よくここにいるよね?
誰かが来るの、見たことないんだけど…。
たまにはいいじゃん。
行こうよ」

手を強く引っ張られて、自分の意思とは関係なく立ち上がってしまう。

「やめて下さい!」

思ったより大きな声が出て、周りの人たちがこっちをチラチラ見てくる。

「いいから来いよ」

ナンパ男は、人目を気にしてこの場を離れようとして、よけいに強い力で引っ張ってくる。

やだ…怖いよ…。

その時、場所に不釣り合いな、幼い声が聞こえた。
子ども…?
/ 121ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp