第4章 先生と、秘密のレッスン
行為が終ると、ユウトは
「ごめん、今日眠いんだ…。
時間になったら起こしてね」
と眠ってしまう。
美月は、少し寂しい気持ちになりながらも、次の収録のことを考えていた。
何だか不安が無くなったみたい。
やっぱりユウトのおかげだな。
でも、やっぱり、ユウトは収録のために、協力してくれてるんだよね。
まぁ、エッチは好きみたいだし、嫌々じゃないみたいだけど…。
「ゆ…きな…」
ん?
寝言かぁ…。
可愛い寝顔だなぁ。まつ毛、長い。
でも寝言でもゆきなを呼ぶなんて、私ってユウトにとって、ゆきなでしかないんだよね…。
なに考えてるだろ。
頭を振って、ベッドを抜け出す。
シャワーを浴びて、手早く身支度を整えて…
「ユウト、時間だよ。
帰ろう」
私はユウトを揺さぶった。