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僕の小説のモデルになってください

第11章 エピローグ


今日は高校の入学式。

僕の新しい生活が始まる。

でも何も期待したりなんかしない。

僕の期待するようなことは、僕の小説の中でしか起こらない。

それは僕の中に、きちんと身にしみている。

僕は電車に乗り込み、空いている席を見つける。

座ると正面に、僕が入学する高校の制服を着た女の子が座っている。

僕はつい見てしまう。

さっき期待しないように再確認したはずなのに、新しい生活で浮き足立ってしまっているんだろうか。

やれやれ。

僕は僕にあきれる。

でも僕は見た。


そして

恋に落ちた


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