第2章 *2*
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「翔くん、出かけてくるね?」
櫻井「どこにー?」
「んー?お友達のところー」
カチャカチャ。
パソコンでお仕事して私に目も向けてくれない。
うー、冷たい。
だけどなんだかいつもより雰囲気がゆるい気がするのはなぜだろう。
お化粧をしてゆるめに髪の毛をまいてネイルもしてみた。
なのに翔くんは私のことを一切見ないからいつもよりちょっと変わっていることよりも何一つ気付いてくれない。
いいもん。
何てちょっと強がったりしちゃって。
本当は気づいてほしいよ。
なんて口が裂けても言えない…
「いってきまーす」
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