第1章 同居生活スタート
うん。
「なんにも聞いてないよっ…」
「そうなんだ。じゃあ、今から色々おしえてあげるよ」
そう言ってレンは怪しく微笑みながらゆっくり顔を近づける。
「な、なにそれ」
物凄く嫌な予感がするんだけど…
「ほら、目閉じて。」
「えっ?!無理!」
「もう、しょうがないな…」
__♪♪♪
彼が私の頬に触れた時、ケータイが鳴った。
「あ!お母さんからだ、あはは」
なんとか危機を逃れてホッとした私は笑って誤魔化しながら電話にでる。
『あ、心愛?』
「お母さんっ!なんか鏡音レンが家にいるんだけど?!」