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プリンセスロード~番外編~

第11章 彼の過去


「助けて・・・リオン・・・」

涙声で彼を呼ぶけど、眼帯の男はせせら笑う。

「ふんっ、あいつは助けてくれるぜ。

散々やられた後にな。

俺たちだって女王殺しになるつもりはねぇ。

あいつは冷酷で、任務の遂行以外はどうでもいいやつだった。

世継ぎもいないのに女王が死んじゃあ、大変だからな。

あんたの身体が汚れる事よりも、あんたの命優先だ。

身代金を渡してあんたが戻るまで、俺たちに手は出さないだろうな」

・・・そんな・・・。
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