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プリンセスロード~番外編~

第4章 本当の彼


でも・・・きっと、違う。
レンは憎まれてなんかいない。

ふと、レンの服の刺繍が目に入る。

「ねぇ、お母様がいた町って、国境近くの大きな風車がある町?」

私は尋ねた。

「あぁ、知ってるのか?」

「その刺繍、どの服にも付けてるよね、どうして?」

「・・・さぁな。
父に、俺の物には付けるようにと言われている。
第一王子の印じゃないのか。

急にどうした?」


「その花、本物見たことはある?」

「押し花をカードにしたものを、いつも持っていろと、父が」

「そうか。そうだったんだ」
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