第97章 ●好きなことばかり
「…はぁっ…、凛、待った……」
亀頭を舌先で突くように舐め始めてすぐ、
モブリットの息は簡単に上がっていた。
もうこれは今に始まったことじゃない。
モブリットはフェラに耐性がなさすぎる。
さっきまで意気揚々と
攻める側に鎮座していたけど、
こうなってしまったらこっちのものだ。
中に入れた時は持続性があるのに、
フェラにこんなに弱いのは、
あまりされ慣れていないからなのかも知れないなぁ……
そう思うとどこか嬉しい。
これから自分なりの方法で、
色んな反応を楽しみたい気持ちが
湧き出して来る。
「凛っ、…ちょ、聞いてる…?」
「ん?」
「……もう、ムリです……」
「まだ殆ど何もしてないのに?」
反り返ったモノの裏側に舌を這わすと、
モブリットの身体は小さく跳ねあがった。