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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第87章 ●絶え間なく




「んっ…、」


「俺もその一人だ。
君のその顔を見れば、簡単に欲情してしまう。」


頬に滑らされた指先は、
段々鎖骨まで下がって来て、
次は耳裏をゆっくりなぞっていく。



「……それでも、そこらの兵士よりは、
君を満足させる自信はあるよ。」


耳元で囁かれた一言を聞いた瞬間、
身体は急激に快感を求め、
エルヴィンの首に腕を回した。




「取り敢えず、一度楽になりなさい。」


あっという間に露わにされた胸元に、
ゆっくり生暖かい舌が這う。


外側から内側に掛けて、舌先が移動するだけで
身体の震えは止まらなくなり、
足もガクガクと震えてくる。


焦らされれば焦らされる分だけ、
興奮は脳内に溜まっていき、
発散したくて仕方なくて、
エルヴィンの肩を強く掴んだ。



「…ふっ、ぁ、…エル、ヴィン、」


「大丈夫。
今の君なら、これだけですぐいけるよ。」


濡れた胸元にかかる吐息を冷たく感じてすぐ、
先端に強い快感を覚え、
一気に絶頂感が身体を突きぬけた。

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