第84章 ●欲しい分を欲しいだけ
「……いっぱい、
強く、突いて…欲しい、です……」
「……いやらしい顔でおねだりか。」
たまんねぇな…、と、
漏らした吐息が耳にかかり、
それと同時に陰部への強い刺激が加わり、
快感の渦に呑み込もうとしてくる。
「んぁ、はぁっ…あ、あぁ、」
「もっと啼け。
……発散しねぇと、苦しいだろう。」
強い腰の動きとは反比例した、
リヴァイの優しい声を聞くだけで、
陰部は急激に収縮を始める。
もう喘ぐことは我慢をやめたと思っていたが、
実際堪えていた部分もあったのかも知れない。
そう思ってしまう程、
リヴァイに声を掛けられた直後から
今まで自分が発したことのないような、
悲鳴に近い卑猥な声が部屋に充満した。
「……そうだ。すぐ楽にしてやる。」
リヴァイの荒い呼吸を耳元で聞きながら、
朦朧とする意識の中で何度も何度も、
激しい絶頂を噛み締めた。