• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第52章 自由な選択を






「さて。次は凛、君の番だ。」


「……ねぇ、今日って
忙しいんじゃなかったの?」


「忙しいに決まってんだろ。
だからこんな時間に
なっちまったんじゃねぇか。」




夜も更けてきた頃。


モブリットの時と同じく、
団長室では凛への質問……
いや、詰問が行われていた。





「次はってことは、
モブリットはもう根掘り葉掘り
色々聞かれ終わったってこと?」


「ああ。随分正直に話してくれたから
早く終わってしまって少し残念だったが。」


「お前も正直に話せば早く解放してやるよ。」


「……私はいつも二人には
すごく正直だと思います。」


思わず口答えをすると、
隣に座ったリヴァイに
片手で頬を掴まれた。





「そうだな。
お前が色々な意味で正直者なお蔭で、
お前に絆される男が後を絶たない。
もう俺以外に素直になるのは止めろ。」


「……たふんふりてす。」


多分無理です、と言ったつもりだが
リヴァイには伝わっただろうか。

/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp